コグネックス(東京都文京区)は、頑丈で高解像度のスタンドアロン画像処理システム「In-Sight 9000」を販売開始した。
新製品は、高解像により大きな対象物も広い視野で画像を捉え、検査することが可能なビジョンシステム。広範囲で部品の位置決め、測定、検査を行うことができ、コンベヤから離れた場所に設置して、危険な装置から安全な距離を保つことができる。小型のオールインワンタイプの本体は、スペースが限られた生産ラインにも設置が可能。
IP67準拠で外部にエンクロージャーが必要なく、システムへの液体や埃の侵入を防ぐことができる。
画像の取り込み方法は、ラインスキャンとエリアスキャンの2種類。
In-Sight 9902Lラインスキャンビジョンシステムは、大型、円柱型や、継続的に移動する対象物の検査に適しており、毎秒6万7000ラインで各ピクセルラインを読み込み、高速生産ラインにも対応する。
In-Sight 9912エリアスキャンビジョンシステムは、大型の固定された部品の検査に適しており、1200万画素の取り込みが可能。モノクロとカラーモードが使え、詳細画像で高精度な測定や検査が行える。