エム・システム技研(大阪市西成区)は、市販のモニタ画面などディスプレイ装置が選べる、表示部分がない表示器「リモートGP」(型式RGP30)を発売した。
通常、産業用の表示器は、操作盤のスイッチやランプ、メーターなどを画面上にグラフィック表示し、これらを操作するパネル付きコンピュータを指すが、新製品は、表示器から表示部以外を独立させてユニット構造にし、盤内に収納するブラインド形の表示器。Webサーバーを搭載し、通信ネットワークを通じて情報の表示や操作が行える。
HDMIポートをもつ大型モニタやタッチパネルなどに、スイッチ、ランプ、メーターなどのグラフィック表示と、IoT機器の表示画面、ネットワークカメラの映像などを同一画面上に編集して表示させることができる。表示アプリケーションはWebブラウザを使用するため、無線LANルータを設置すれば、スマホやタブレットでも表示が可能。
既設の生産ラインへ大型表示パネルを追加設置したり、製造装置の操作パネルとしてリモートGPを使用するなどが簡単に実現する。