横河電機は、PCをはじめとする汎用コンピュータによる冗長化構成を実現するプラットフォームソフトウエアを開発。同ソフトウエアをOPCインタフェースパッケージ「Exaopc(エグザOPC)」と運転効率向上支援パッケージ「Exapilot(エグザパイロット)」に適用し、2019年3月に発売する。
産業インフラを支えるシステムは、突発的な異常や障害の発生に備え、予備のハードウエアが平常時からバックアップとして稼働し、片方が停止した際には即座に切り替える冗長化構成が必要とされている。
その一方、製造実行システム(MES)などのアプリケーションが動作する汎用コンピュータの多くは冗長化に対応しておらず、冗長化の仕組みをもつ専用ハードウエアを採用するか、アプリケーションに冗長化の仕組みを個別に作り込む必要がある。
同社が開発したプラットフォームソフトウエアは、汎用コンピュータ上で活用されるアプリケーションソフトウエアも冗長化し、システムの可用性を高めたいというニーズに応え、2台の汎用コンピュータによる冗長化を実現。異常発生時には1秒以内でコンピュータの切り替えを行い、異常時の切り替わり前後も処理を継続する。