ハーティング(横浜市港北区)は、同社のジャンパーケーブルが、小田急電鉄の新型特急ロマンスカー・GSE(70000形)の国内初となるメタル線による車両間ギガビットイーサネット接続に採用されたと発表した。
採用されたギガビットイーサネットシステムは、「Ha-VIS EtherRailケーブル」を収めた蛇腹状のジャンパーと、ギガビット伝送用イーサネットモジュールを使用した保護等級IP68の過酷な環境用モジュラー式角型コネクタ「Han HPR」で構成。
車両内のギガビットイーサネット接続向けにも、同社のコネクタ、ケーブル、イーサネットスイッチなどが採用され、Wi-Fi接続などに使用されている。
また、展望映像のカメラ接続用にワンタッチ式小型軽量防水RJ45コネクタや、スイッチの接続にシールドされた産業用RJ45コネクタも使用。
GSEでは、無料インターネット接続サービスや、現在地マップ、展望ライブカメラ映像、オリジナル動画を提供しており、伝送するデータが大容量となっているが、車両間を含めたシームレスな高速ギガビット通信により、安定したサービスを提供する。