横河計測(東京都武蔵野市)は、「AQ6150シリーズ」の後継機となる光波長計「AQ6150B」と「AQ6151B」を開発、11月30日から販売開始した。
近年、光伝送装置や装置に組み込まれる光デバイスの生産拡大に伴い、これらの検査を効率良く行える光波長計の重要の高まりや、波長可変光源の小型化・低価格化による固定波長光源から波長可変光源への置き換えの加速により、高性能の光波長計のニーズが高まっている。
新製品は、従来品に比べて約2倍の高速測定を実現し、測定開始から解析、データ転送までを0.2秒以下で行うことが可能。高速測定により、生産スループットを大幅に向上することができる。
また、AQ6150Bはプラスマイナス0.7ppmで、AQ6151Bはプラスマイナス0.2ppmの高精度で波長測定が可能。両モデルとも、最大1024波長まで同時に測定が行える。
波長範囲は、標準タイプ(1270~1650nm)と、CWDM伝送用デバイスの生産に使用可能な波長拡張タイプ(1200~1700nm)、広帯域タイプ(900~1700nm)をラインアップし、多様なニーズに対応する。
このほか、ウエハーやレーザ半導体チップなどの自動検査装置用に、単一波長検出タイプも低価格で用意。