エム・システム技研(大阪市西成区)は、高分解能1000分の1と600N・mの高トルクを実現するロータリ式電動アクチュエータ「サーボトップ2(形式PRP-2)」を11月から販売開始した。
新製品は、駆動部に非接触構造で長寿命のステッピングモータを駆動源とし、減速機構に遊星ギヤ方式を採用しており、コンパクトなサイズでありながら高分解能と高トルクを両立させた電動アクチュエータ。空気圧式アクチュエータと比較し、設備費用が同社調べで約5分の1に、消費電力は約10分の1に抑えることができるという。
製紙工場などで使用される口径の大きなVボール弁やバタフライ弁の駆動に適しており、小~中口径の調節弁駆動に適した従来製品とあわせ、工場全体の調節弁の電動化が可能となる。また、種口弁の駆動にも適しており、従来型よりもメンテナンスのコストダウン、短工期、省スペース化をはかることが可能。