工具不要で作業時間短縮
WAGOは1951年ドイツで設立され、初めてスプリング式端子台を開発した専門メーカー。
同社は、「TOPJOBSシリーズ」に新型のレバー操作タイプをはじめ、大電流用コネクタ「832シリーズ」、ラージサイズのワンタッチコネクタ「WFR-Lシリーズ」を今夏リリースし、好評を得ている。
制御盤の外線接続端子や機器の電源接続部にはまだネジ式や圧着工法が根強く使用されているが、レバー操作タイプ発売を機にスプリング式への置き換え提案をしていく。
レバー式の利点として ①操作方法が直感的にわかるので技術習得が無くても誰にでも結線ができる ②レバー位置でスプリングの開閉が明確に確認できるため閉め忘れを防止できる ③レバーを複数極同時にあげておけば、多芯ケーブルなどを一括で挿入することができ作業性に優れる ④特別な工具が不要なのですぐに作業でき、工具が無いため作業が進まないといった無駄な時間を節約できる、などが挙げられる。
また、圧着端子不要、単線やフェルール付電線は差し込むだけで結線が可能、増し締め不要など、スプリング式の従来の特徴も備える。同社はレバー操作タイプの端子台・コネクタ製品の拡充と販売強化に今後も取り組んでいく方針。
(紙上参加)