オークマは、必要な装置一式をパッケージ化した次世代ロボットシステム「STANDROID(スタンドロイド)」を開発した。
従来、工作機械とロボットは別の制御システムで動作しており、ロボットを導入した自動化システムは、専門技術をもつシステムインテグレータにより構築されている。
STANDROIDは、システム構築に必要な装置一式をパッケージ化した省スペース自動化セルにより、システムインテグレータを介さずに、容易に自動化システムを立ち上げることが可能。出荷時にはロボットの信号確認が実施済みで、据付時は、ロボットとストッカが一体となったセルを設置し、電源とネットワークケーブルをつなぐだけで接続完了。ロボットを工作機械と同じ感覚で操作でき、ワークの品種変更の際も簡単に動作設定が行える。
また、動作の始点と終点の必要情報を入力するだけで、干渉しない最短動作を自動作成。干渉レス制御によって、狭い空間も動作確認なしで最短動作を実現する。ロボットやストッカなどは、パレット約2枚分のスペースに極小化され、安全柵で囲うロボット稼働範囲分のスペースが不要になる。