薄型12.5ミリで省スペース
Pepperl+Fuchs(ピーアンドエフ)のKシステム絶縁バリアは、本質安全防爆構造(本安)で用いられる安全保持器として、国内外で多くの実績を積んできた。標準サイズ20ミリ幅のKFシリーズに加えて、近年は12.5ミリ幅の薄型KCシリーズの拡充が進められており、すでにほとんどの信号タイプに対応した薄型モデルがリリースされている。
KCシリーズもKFシリーズと同様に、DINレールにバリアモジュールを直接マウントする。Kシステム共通のパワーレール(DINレール埋込電極)を利用すれば、補助電源の配線簡略化も可能である。
さらに、パワーレール上に配置されたバリアの診断情報を、アラームバスによって検知し、電源フィーダモジュールを介することで、接点アラームとして監視室へ伝達できる。
国内の防爆認証取得済み機種もあり、IECExが要求される海外のインストールから、国内における本安ループ構成まで、様々な防爆領域のアプリケーションに使用できる。
KCシリーズは、シングルチャンネル仕様の薄型ボディー採用により、制御盤内におけるバリアの実装密度を向上させ、省スペース化に貢献する。