SEMIは、2018年末の半導体製造装置の市場予測を発表した。
18年の販売額は、前年比9.7%増の621億ドルに達し過去最高額を更新、19年は日本、台湾、北米以外のプラス成長が見込めず4.0%縮小、2020年は20.7%成長の719億ドルを記録し、再び過去最高額を更新すると予測した。
ウェーハプロセス処理装置市場は、18年は10.2%増の502億ドルを予測。
純水装置や搬送装置などの設備装置、ウェーハ製造装置、マスク/レチクル製造を含む「その他前工程装置」は0.9%増の25億ドルの見込み。組み立ておよびパッケージング装置市場は1.9%増の40億ドル、テスト装置市場は15.6%増の54億ドルといずれも成長を見込んでいる。
成長率は、中国が55.7%と最大で、日本が32.5%、東南アジアを主とするその他地域が23.7%、欧州が14.2%と予測。
19年については、韓国、中国、台湾のトップ3市場は変わらず、韓国の装置販売額は132億ドル、中国は125億ドル、台湾は118億ドルと予測している。
19年の販売額は縮小するが、20年になると見通しは明るくなり、全ての地域で成長が予測されている。特に韓国が大きな成長率を示し、それに中国が続くとみられている。
出典:SEMI「世界半導体製造装置の年末市場予測を発表 2018年の半導体製造装置販売額は620億ドルで過去最高を更新、2019年は縮小、2020年は再び記録更新へ」