リーマンショック前超える
油空圧機器は、労働力不足による自動化・省人化需要により、増加傾向にある。
日本フルードパワー工業会によると、2017年度の出荷金額は前年度比21.5%増の8482億7600万円。リーマンショック前を超える数字となった。空圧機器は22.5%増の4877億4300万円、油圧機器は同20.3%増と3605億3300万円。いずれも絶好調で推移している。
空圧機器のうち出荷金額が多いのがシリンダと方向制御弁、油圧機器ではモータ、バルブ、ポンプとシリンダの順に多くなっている。需要先は、空圧機器が輸出52%、一般機械が18%を占め、油圧機器では土木機械40%、輸出31%となっている。
これまでずっと油圧機器が空圧機器よりも出荷金額が大きかったが、13年度に空圧機器が逆転してから年々その差は拡大している。