【各社トップが語る2019】WashiON 共立継器、お客様第一主義を徹底

取締役会長 宮川 昭二

2018年9月期の売上高は、前年とほぼ同じで約30億円であった。前年度は後半にかけて売り上げが伸びる展開であったことから、その勢いのまま今期につながってきている。

18年は太陽光発電関連機器の高電圧化に追随すべく、新商品としてDC1500V手動負荷開閉器「BMS2H-2形」をリリースし、市場のシェアの拡大を図った。DC1000V品と比べて送電時の電圧降下を低減し、システム効率が向上できるもので、出足は好調となっている。

データセンター内の電源設備、PDU盤に最適な高速切換装置も、前々期に比べて売り上げが伸びており順調である。

また、昨年の10月と11月は端子台やリレーなど盤関連機器が好調で、対前年同期を約20%上回る良い流れになっている。一方、中国や東南アジアを中心に切換器を輸出しているが、韓国メーカーや欧州メーカーとの競合が厳しく、少し伸び悩んだ。

19年の見通しは明るいと見ている。10月からの19年度は、盤関連機器が好調に推移しており、良いスタートを切れている。鉄道関連についても設備投資需要が見込まれており、期待している。

今年は、これまで以上に顧客に密着しながらニーズに応えていく「お客様第一主義」を徹底する営業姿勢を堅持していく方針だ。具体的には、デモカーで顧客先へ行き、実際の製品を見せながら現地で行うプレゼンテーションや、ホームページを充実させ、販売先の拡大などに取り組んでいく。

当社の社会インフラに貢献する電源切換開閉機器、高圧真空電磁接触器、直流電磁接触器、工業用端子台、各種継電器、電動車両関連機器、太陽光関連機器などのものづくりを通じて日本経済の発展に寄与していきたい。

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