【各社トップが語る2019】パトライト、グローバル企業に昇華

代表取締役社長 高野 尚登

中期経営革新計画第2弾の初年度にあたる2018年度は、既存事業では集約化の「浸透」による収益強化、新規領域ではさらなる拡大を進めた。既存事業の集約化浸透は、国内におけるシグナルタワー「LRシリーズ」への切り替えにより、粗利の改善を達成した。

海外市場においても切り替えをほぼ完了し、販売台数は増加という結果となっている。今後は更に他製品の開発、集約に着手する。

既存事業の収益改善で得た利益を成長投資する領域として、エンドユーザー事業・海外事業等に注力。エンドユーザー事業ではパートナーである機械系商社やSIer、ソフトウェア系との連携も継続的に強化。IoT導入ツールとして好評の「エアグリッド」導入が国内1200事業所まで増加している。

遠隔監視アプリケーションなども同時に展開し、国内では人手不足や今後の外国人労働者増加へのソリューションとして好評を得ている。海外事業は販売網の拡大やEC強化を進め、海外売上比率は3割強となった。

KASUGAブランド製品は収益重視の方針のもとに、製品・設備・チャネルの整備やマネージメントの統合を進めている。粗利は改善兆候を示しており、今後も多くの課題へチャレンジしていく予定だ。

19年度は、海外事業の更なる拡大が重要と捉え、システムやインフラを整え、物流・倉庫へも投資を行い、海外のお客様に対しても納期での満足度向上を図る。

また広告宣伝や販促面でのグローバル対応に取り組み、カタログ・展示会・ウェブサイトなど、あらゆる顧客接点において多言語化だけでなく、コミュニケーションの全体統合を進める。パトライトブランドをグローバル企業ブランドへと昇華していく。

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています

特集の最新記事8件

>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG