【各社トップが語る2019】フエニックス・コンタクト、IMAで新たな市場創出

代表取締役 青木 良行

当社グループ全体の売り上げは、前年から約12%伸び23億ユーロ以上となる見込み(現地通貨ベース)。独の8%増に対し、中国、アメリカなどが2桁の伸長で、売り上げの内容では、特にネットワーク関連領域で伸びている。日本の2018年12月期の売り上げは、前年から約10%アップし、過去最高を更新した。

18年1月から新たにIMA統括本部を発足させた。産業用ネットワーク関連のPLCやIPC、IOシステムなどを中心に担当しており、既存のDC、ICEと合わせ、3つの製品統括本部で取り組んでいる。

IMAは新規の大型案件が出てきており、当社の技術サポート体制も整い始めていることから、お客様が描いているネットワークの構想、課題解決に貢献できるようになってきた。セキュリティ安全、配線レス(無線)などお客様のアプリケーションにあったユニークな提案に今年も挑戦していく。

今年はプリント基板用端子台で、新製品を発売する見込み。

また、ビルのセキュリティ機器であるカメラ、インターホンにつながるコネクタやワイヤレス機器の拡販にも取り組む。街頭の照明、カメラを含め、これらはデータ量が増えており、FAに次ぐ市場として期待している。

さらに、コネクタと一体で使用されるケーブルに対する要求が高くなっている。4K・8Kの世界に加え、制御盤の小型化、ハイブリッド化などケーブルにはまだまだ伸びる余地が多く、ハーネス加工も含め取り組みを強め、プリント基板用端子台に次ぐ事業として伸ばしていきたい。

19年も売り上げ2桁以上の増加を計画しているが、それを支えてくれているのは全国の特約店のネットワークである。特約店は当社のライフラインであり、今年も一緒になって拡販に取り組みたい。

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