【各社トップが語る2019】GMIジャパン、防爆マルチプレクサ拡販

代表取締役社長 田中 健一

イタリアの防爆バリヤや安全リレーのメーカー、GMインターナショナル社の日本法人として営業を展開している。GMI社の本質安全防爆バリヤは、IECEx、ATEX、FM、DNVなど、ロシアも含めて世界各国の防爆認定を取得し、世界的な販売網を持っている。

主な本質安全防爆バリヤは日本の防爆検定も取得済で、大半の製品は機能安全SIL3に対応している。また、本質安全防爆マルチプレクサ、本質安全防爆電源(SIL対応)と表示器も提供している。

2018年12月期の売り上げは前年度比横ばいであったが、今年から営業を増員し、売り上げ50%増を計画している。

注力する製品のSIL2対応の非防爆高機能絶縁信号変換器「D6000シリーズ」は、薄型で日本には同種の製品がないため輸出機器に搭載すると競争力が発揮できる。

また、HART通信対応のマルチプレクサー・モデム「5700シリーズ」の拡販にも取り組む。最大256台のスマート機器を高速でつなぎ、設備の予防保全などメンテナンスの省力化にも貢献する。同時に、防爆対応のマルチプレクサも日本にはないことから早期に国内検定を取得する。

そのほか、Modbus通信に対応したシステム販売をSIと協力しながら展開していきたい。

一方、英・カレックス社の国内防爆検定取得済の本質安全防爆形放射温度計「ExTemp」の拡販にも注力する。小型・軽量でコスト競争力も高く、しかもRS485やModbusなどの通信ネットワークにも対応できる。さらに、英・エクストロニクス社の本質安全防爆形バーコードリーダーも、国内検定を取得し、販売を開始する。

なお、今年2月にはSILセミナの開催を予定している。

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