安川電機は、多用途適用型ロボット「MOTOMAN-GPシリーズ」の新たなラインアップとして、GP12、GP50、GP600の防滴仕様タイプと、GP12、GP25の食品グリース仕様タイプを2018年12月5日から販売開始した。
生産ライン自動化の要望が多様化するなか、ロボットにおける防滴・防塵性や、食品を扱う用途の適合性が求められている。これらのニーズに応えるため、新ラインアップはロボットの耐環境性を向上させた防滴仕様と、機械潤滑剤に食品機械用グリースを採用し、清潔性や安全性を実現するタイプを用意した。
全てのケーブル・コネクタ類は防滴対応品を採用し、メッキ仕様の先端フランジを採用することで、本体部IP65、手首部IP67の防塵・防滴構造を実現。ダイカストや研磨などの環境でも使用ができ、水洗いが必要な用途でも対応が可能。
また、防滴コネクタの採用により、ロボットベース部のコネクタ防滴BOXが不要となり、標準仕様のロボットと同一の動作範囲を実現。中・小型のGPシリーズは、クーラント液の被液の可能性がある工作機間のワーク搬送にも使用ができる。