東西ホール全館を使用、2640社出展
1月16日(水)~18日(金)
会場:東京ビッグサイト
アジア最大級のエレクトロニクス開発・実装展の「ネプコン ジャパン」、IoT・AI・FA/ロボットによる工場革新展「スマート工場EXPO」、ロボットの開発技術から活用まで網羅した総合展「ロボデックス」が、1月16日(水)~18日(金)、東京ビッグサイトで開催される(主催=リード エグジビション ジャパン)。
同時開催の関連展計2640社(前回比200社増)が出展し、東と西ホールの全館を使用した大規模展示会となる。
開場は10時~18時(最終日のみ17時まで)。入場料は5000円(招待券持参者は無料)。同時開催展はこのほか、クルマの先端技術展「オートモーティブ ワールド」と、ウェアラブル専門展の「ウェアラブルEXPO」などで、全て相互入場が可能。
第48回ネプコン ジャパン
エレクトロニクス開発・実装
エレクトロニクス機器の多機能化・高性能化を支える世界最先端の電子部品・材料・製造・実装・検査装置が集結する、総称「ネプコン ジャパン」(東1~4ホール)は、7つの専門展で構成されている。
構成展は、マウンター、クリーン・静電対策、テーピング、はんだ、印刷機などが出展される「第48回 インターネプコン ジャパン エレクトロニクス 製造・実装技術展」(約280社)、外観検査、測定・分析装置、画像処理などの「第36回 エレクトロテスト ジャパン」(約105社)、組立・検査装置、部品・材料、めっき・エッチングなどがそろう「第20回 半導体・センサ パッケージング技術展」(約155社)、コネクタ・ケーブル、センサ、実装回路材料などが集まる「第20回 電子部品・材料 EXPO」(約130社)、リジッド基盤、FPC、パッケージ基板などの「第20回 プリント配線板 EXPO」(約55社)、プレス加工、成形・穴あけ・切削加工、表面処理などの技術が集まる「第9回 微細加工 EXPO」(約95社)、LED、半導体レーザー、光学部品・材料、製造・検査装置が出展される「第11回 LED・半導体レーザー 技術展~L-tech~」(約80社)で、計約900社が出展する。
併催のセミナーは、接合技術からカーエレクトロニクス、5G、パワーデバイスなど、注目のテーマを網羅。17日の特別講演では、KDDIとサムスン電子が「5Gが製造業にもたらす大変革」を講演。自社のビジネス戦略と今後の取り組みや、世界のトレンドを披露する。
18日の基調講演は、「次世代ディスプレイの大本命 加速するマイクロLED開発と市場展望」をテーマに、ITRI(工業技術研究院)と、eLux社が講演。このほか、世界の半導体市場で活躍している注目企業の未来展望や、最新技術をもつリーディング企業による専門セッションなどが多数用意されている。
第3回スマート工場EXPO
IoT・AI・FAで現場改革
「スマート工場EXPO」(西ホール2階)は、スマート工場やスマート物流を実現するIoTソリューション、FA・ロボット、AIなどの最新技術とソリューションが一堂に会する専門展。今回は、前回比1.5倍の規模で開催され、約230社が出展する。
近年、製造業では人手不足が社会問題となっており、製造現場のIoT化で生産の見える化や効率化を行う「スマート工場」の動きが広まっている。物流・搬送においても多様なニーズの増加などから、省人化や自動化といったスマート物流への変革が求められている。
同展では今回、「スマート物流・搬送ゾーン」が新設され、さまざまなIoT・AIソリューションや物流ロボット・AGV、マテハン機器などが登場。ロボットを活用した工場内物流ソリューションや自律走行ロボットなど、最新の搬送機器や技術が多数出展される。
セミナーでは、スマート工場の最新事例やAIを活用する生産革新のポイント、古い設備のIoT化など、スマート工場実現へのヒントが詰まった講演が多数予定されている。
16日の基調講演は、東芝メモリの「ビッグデータの活用による半導体製造革新」、三菱自動車工業の「スマート工場の実現によるものづくり競争力の強化」が行われる。17日と18日には、安川電機、オムロン、SAPジャパン、豊田自動織機、NEC、小松製作所、経済産業省などによる特別講演を実施。このほか、中小企業のIoT/AI活用、3Dプリンタ、エッジコンピューティングといった専門セッションも設けられている。
第3回ロボデックス ロボット[開発・活用]展
ロボット社会の実現を促進
産業用ロボットをはじめ、サービスロボットやドローンの開発技術、IT、AIまで、ロボット社会の実現を促進するあらゆる技術が集う「ロボデックス」(西ホール1階)は、220社が出展。生産現場や工場といった産業向けのロボット導入が進む中、サービスロボットも人の代わりに働くロボット、人の手助けとなるロボットなど、より身近な存在として多数紹介される。
また、働き方改革に取り組む上で注目のソリューションも多く出展。AI搭載の外観検査ロボットやビジュアルシステムを内蔵した協働ロボット、無人運転で床洗浄をするマシーン、身につけて歩ける椅子など、最先端ソリューションが出展される。
セミナーでは、ロボット社会の実態、各種製造業での協働ロボット導入、ロボット開発から最新アシストスーツ・サービスロボットの導入事例など、注目のテーマが多数用意されている。
基調講演は、KUKA Japan、エヌビディア、日本空港ビルデング、パルコ、ハウステンボスの役員が、産業ロボットの未来やサービスロボットの社会実装をテーマに講演。特別講演は、MUJINやニトリグループによる「ロボット・IoTを用いた次世代物流」、ソニー、オムロンによる「次世代ロボット開発責任者スピーチ」、ファナックの稲葉善治会長による「ファナックの挑戦」などが行われる。