マクニカは、AI領域におけるビジネスの統合ブランド「macnica.ai」を1月から始動した。
同社は、深まる人手不足の中、現場力の維持・強化、さらに非連続の打ち手を担うようなデジタル人材等の育成・確保が求められる中で、macnica.aiにより人材不足を人とテクノロジーとAI利活用の経験で補い、日本企業の持続的な成長へ寄与することを狙っている。
macnica.aiでは、国内外の人、技術、経験、伴走型のパートナーとして、デジタル変革を実現していく。ターゲット市場は、流通、ヘルスケア、電力業界、マーケティングソリューション、製造業など。
製造業では、工作機械への実装として工作機械の異常検知や、故障、劣化予測のソリューション、製造ラインへの実装では製造ラインにおける異常検知や歩留まり向上、検査工程への実装では画像認識技術を用いて外観検査を自動化するソリューションなどで多数の実績を有する。
中島潔社長は「インダストリー4.0のなかで、5年後にはAI事業を現在の10倍の300億円まで拡大する。利益率も半導体に比べ高いので、業績への貢献も大きい」と語っている。