河村電器産業(愛知県瀬戸市)は、貴重な文化財を電気火災から守る取り組みの一環として、ほこりが原因で発生するトラッキング火災を防ぐコンセントを京都府の本山修験宗総本山 聖護院門跡に寄進した。
同社は近年対策が迫られる電気火災を防ぐための製品の普及に力を入れており、「プレトラックコンセント」を全国各地の重要文化財、歴史的価値のある建物・施設へ設置する取り組みを進めている。
プレトラックコンセントは同社が開発した独自の検出回路を搭載したコンセントで、微小な放電電流を検知すると、アラームで知らせて電気を遮断し、トラッキング現象を未然に防ぐ。
このプレトラックコンセント39個を本堂、宸殿、寺務所、トイレなどに設置した。
同社では今後も重要文化財や歴史的価値のある建物などへのプレトラックコンセントの設置を推進し、電気火災の防止に貢献していく。