日本モレックス(神奈川県大和市)は、最長100メートルの長距離伝送を実現する、高解像度ディスプレイ用途向けの「アクティブ光ケーブル(AOC)アセンブリ」を2月1日に発表した。
新製品は、光ケーブルの両端に電気/光変換機を装備し、大容量の高解像度データを高速で安定的に伝送することが可能。EMI/RFI(電磁波妨害/無線周波数妨害)耐性を備えており、干渉が多い環境でも安定した性能を発揮する。このため、4Kや8Kなどの高精細なディスプレイが求められる製造工場や医療現場などでの利用に適している。
インターフェース別に3種類をラインアップしており、HDMI2.0に対応した「OptoHD」は、標準タイプAとマイクロタイプDのコネクタが利用可能。ハイダイナミックレンジ(HDR)をサポートし、将来的なデータ伝送のニーズにも対応する。
DisplayPort1.4対応の「OptoDP」は、4Kや8K、3Dディスプレイなどの超高精細データの伝送、次世代の高解像度ディスプレイのデータレートにも対応が可能。
USB3.1対応の「OptoUSB」は、標準のType-A、Type-Cコネクタが利用できる。USB3.1 Gen 2規格に対応した10Gbpsの伝送が可能。
ケーブル長は、各1/3/5/10/20/30/50/100メートルの8種。自己給電機能を備えているため外部電源は不要。