横河計測(東京都武蔵野市)は、光通信ネットワークに必要な光コネクタや光ファイバー、光アイソレータなどの光受動部品の生産ラインでの試験・検査に最適な光源モジュール「AQ2200-112」を開発、1月31日から発売した。
近年、大容量・高速通信サービスの普及やクラウド向けデータセンターの拡大によって、光通信ネットワークに使用される光受動部品の需要が増加しており、光部品の生産ラインでは、光パワーの損失を測定するために光出力レベルの安定した光源が求められている。
新製品は、発光素子の恒温制御や被測定物からの反射光の影響抑制、干渉による測定値のばらつきの低減により、光出力レベル安定度プラスマイナス0.005デシベルを実現。波長は光通信で一般的に使用されている4種類の波長(1310/1550/1625/1650nm)を提供するため、光通信用部品の開発・生産に適している。
また、光センサ、光スイッチ、波長可変光源をプラグインモジュールとしてラインアップしており、損失測定システムの構築が容易に可能。複数の光ファイバーで構成されるマルチファイバー・プッシュオンコネクタアダプタやテープ心線アダプタもラインアップしている。