不二越は、コンパクトな1キログラム可搬ロボット「MZ01」を1月から発売した。ワーク質量100グラム程度の小型部品を扱う電機・電子・EMS分野のユーザーにおける設備の省スペース化ニーズへ取り込み、さらなるマーケットシェア拡大を進める。
MZ01は、小型化と高剛性を両立した設計となっており、従来品(MZ04)と比べて容積が45%縮減、1キログラム可搬クラスの垂直多関節ロボットでは、世界最小クラスのコンパクトボディを実現。作業者ひとり分のスペースに、2台設置することができる。また、同一クラスのスカラ型ロボットと比較してロボットの干渉範囲を抑えることができ、設備の省スペース化にも対応する。
クリーン仕様(ISOクラス5相当)を標準装備しており、クリーンルームへの設置が可能。本体質量は10キログラムと、人が持ち運べる軽さで設備レイアウトの変更も容易に行える。
パワフルな手首トルクに加え、ロボット本体側の配線・配管の引き回しが不要で、周辺装置との干渉リスクを低減する。