東朋テクノロジー(名古屋市中区)は、設備の異常を早期に検知する設備予兆診断システム「Foresight」を開発、販売を開始した。同社がライセンス契約を締結している米国GPMS社のソフトウエアを使用、診断アルゴリズムで高精度な予知診断が行える。
ギア・シャフト・ベアリングから構成される減速機、コンベア、かくはん機、工作機械などの回転機構を診断可能。
設備の状態を常時監視することで、設備の状態変化から故障につながる異常を早期に検知し、危険率がしきい値を越えるまでの残存寿命を通知、ダウンタイムの最小化・保全コストの削減を実現する。
振動解析のトレンドと故障の危険率から稼働時間単位の残存寿命を算出する。また、1日ぐらいの短期の正常運転データ収集で診断を開始できる。複数の設備・機器を登録・管理することができ、登録された各機器は画面上でギア・シャフト・ベアリングごとの状態を直感的に一覧することで、詳細な傾向データの確認が行える。
機器自体の健康指標、残存寿命は、各機械要素の指標を統合し、シンプルに表示される。コンピュータユニット、センサ、通信機器、解析アルゴリズムなどを含めたトータルソリューションとして提供される。