特殊ポリマー製防護バリアの開発メーカーであるA-SAFE(奈良市、本社=英国)は、出入り口や頭上構造物と車両の衝突事故を回避する「高さ制限バー」の国内展開を開始した。
特殊ポリマー製の高さ制限バーは、フォークリフト使用時における出入り口や頭上構造物への衝突事故を防止するもので、欧米の大型倉庫や工場を中心に多数採用されている。
今回は日本導入にあたり、モジュラー設計によるバージョンアップを実施。出荷サイズのコンパクト化によって、輸送コストの低減と組み立て作業の簡素化を実現し、新世代バージョン「iFlex 高さ制限バー」として展開する。
Memaplexと呼ばれる特許取得の特殊ポリマー素材で作られた同社の防護バリアは、車両衝突の衝撃を吸収し元の形状に復元、損害を回避・低減することができる。金属製の従来型製品とは異なり、一度の衝突で変形や破損がないため、修理や交換費も必要ない。
最大エネルギーは5400Jまで対応(車両重量6トン、時速4.8km/hの衝突に相当)、高さは2000~5200mm、幅1200~4000mmをカバー。