ジェイテクトは、農機や建機等の過酷条件下の車両に向けた次世代長寿命軸受「NK軸受」を開発した。材料成分と熱処理条件の最適化によってロバスト性を向上し、従来製品の1.5倍以上の長寿命化を実現している。
近年の農機や建機車両では無人ダンプトラックや無人トラクターなど自動運転を必要とする車両の開発が進み、自動運転中の軸受破損は大きな問題となる可能性が懸念されている。またライフサイクルコスト低減やオーバーホール時間の延長の要求も高く、より長寿命・高ロバストのニーズが高まっている。同製品は、新コンセプトの材料・熱処理による長寿命・高ロバストを実現した。
2019年中に量産を開始し、建設機械や農機具、鉄鋼メーカーをターゲットに、20年に2億円の売り上げを目指す。