スプリング端子で省工数
富士電機機器制御は電磁開閉器の国内トップメーカーとして、用途に応じた豊富な品ぞろえと高い実績を有する。
このうち、世界最小クラスの小形電磁接触器「SKシリーズ」は、幅を45ミリ幅に統一することで、同社のマニュアルモータスタータBM3シリーズと同一幅で使用でき、よりコンパクトな盤構成ができる。またPLCのトランジスタ出力で直接駆動も可能な定格32A品までをラインアップしている。
そのほか、世界の主要規格を標準品で取得しており、グローバル市場で使うことができる。
同社では、電磁接触器、サーマルリレーを始め、配線用遮断器・漏電遮断器、サーキットプロテクタ、マニュアルモータスタータ、リレー・タイマ用ソケットなどで、ねじ端子の代わりにスプリング端子を採用し、制御盤分岐回路向けのラインアップを中心に2018年6月から順次販売を開始している。
スプリング端子は、電線を挿入するだけで配線が完了することから、盤内機器の配線工数削減による生産性の向上、スキルに依存しない配線作業ができる。また、振動に強く長期間の使用によるねじのゆるみも発生しないため、装置・制御盤の更なる品質安定化や、メンテナンス作業も軽減できる。