レバー回転で配線が完了
フエニックス・コンタクトは端子台の配線接続方式に「Push-in(プッシュイン)接続」を採用して販売を拡大している。用途も、自動車、工作機械、半導体製造装置、食品機械、船舶、信号、電力などに加え、最近は建設関係での採用も増え、 バリエーションも年々増加している。
このうち、動力系、電源系の高電圧・高電流向け電線の端子台「PTPOWERシリーズ」は、パワーターン接続による大電流Push-in式モジュール式になっている。
断面積の大きい電線の配線接続作業で、動力系・電源系の太い電線を裸線のまま端子台に差し込みレバーを回転するだけで、素早く・簡単・安全に接続が完了する。
定格電流/電圧は、最大309A/最大1500Vで、適用電線範囲は6~185。
さらに、端子台間の分岐は渡り配線金具のブリッジバー(2極用、3極用あり)を挿入するだけで可能で、分岐プラグを使って裸撚り線0.5-10の小線径にも最大4分岐できる。
CEマーキング・各種海外規格を取得済で、海外向けプロジェクトにも最適。機種は、直付/DINレール取り付けで、電流・電圧、線径で各4タイプが完備し、カラー、アース、組み立てブロック、導通確認用部品などバリエーションも豊富にそろっている。