経済産業省は企業の産業保安や製品安全に関する取り組みについて、積極的な情報開示を促進する際の手引きとなる「産業保安および製品安全における統合的開示ガイダンス」をまとめた。企業の産業保安や製品安全の状況を情報公開し、投資家や金融機関がそれを評価できるようにすることで、安全への取り組みが企業価値の向上につながるサイクルづくりを目指す。
ガイダンスは、2017年5月に策定された「価値協創のための統合的開示・対話ガイダンス」をもとに、「安全」というテーマにフォーカスし、「価値観、ビジネスモデル、持続可能性・成長性、戦略、成果と重要な指標(KPI)、ガバナンス等を一貫したストーリーで企業の価値創造を構想する」という考え方に基づいた「統合的思考」に焦点を当てている。