横河計測(東京都武蔵野市)は、「AQ1210シリーズ」マルチフィールドテスタOTDR(光パルス測定器)を開発、2月27日から販売開始した。
新製品は、パワーメータや光源としても使用ができる、敷設工事・保守に最適なハンドヘルド型OTDRで、A5型のコンパクトサイズに5.7インチの静電容量式タッチスクリーンを搭載。ハードキーも搭載しており、ロータリーエンコーダを使用して、OTDR波形観測点のマークや移動が容易に行うことができる。
バッテリーは、最長10時間使用可能な大容量リチウムイオンバッテリーを搭載しており、AC電源がない現場でも終日使用が可能。
光を分岐させるスプリッタを含むPON回線を自動で測定し、1回の操作で複数回の測定を自動的に行い、測定結果を合成して不具合箇所をアイコン図形でマップ表示する「スマートマッパー機能」を標準装備。光ファイバの切断や曲がりなどの情報をアイコンで確認することができる。
また、Wi-Fi接続によって、リモートでファイル転送を行ったり、PCやスマートフォンからOTDRを操作することも可能。