三菱電機は、経済成長著しいフィリピンにおける FAシステム事業強化の一環として、同社の子会社であるセツヨーアステックと、FA機器の現地販売代理店Integrated Factory Automation(IFA社)との3社の共同出資により、MELCO Factory Automation Philippines Inc.(メルコ・ファクトリーオートメーション・フィリピン)を設立する。
IFA社の販売代理店事業を統合し、6月から新たな体制で、同社FA製品の販売・サービスを開始。これにより、2025年度にフィリピンでのFAシステム事業の売上高30億円を目指す。
新会社設立の狙い
フィリピンにおけるFA市場は、電機・電子・食品産業を中心に堅調に推移しており、積極的な社会インフラ投資により、今後もさらなる成長が見込まれている。
これまで三菱電機は、IFA社などの現地販売代理店を通じて電機・電子・食品を中心とした製造業にFA製品の販売・サービスを行ってきたが、今回、新会社を設立し、自動化・IoT化ニーズに対応したソリューション提案やグローバルに連携したサービスを強化することで、フィリピンでの顧客満足度向上とFAシステム事業の強化を図る。
MELCO Factory Automation Philippines 概要
社名:MELCO Factory Automation Philippines Inc.
(メルコ・ファクトリーオートメーション・フィリピン)
代表者:Albert Wang
所在地:フィリピン マニラ市(本社)
出資比率:三菱電機 40%、セツヨーアステック 20%、IFA社 40%
資本金:126百万フィリピンペソ
設立:2019年5月予定
営業開始日:2019年6月予定
従業員数:約60名
事業内容:フィリピン国内におけるFA機器・放電加工機・板金レーザ加工機の販売・サービスおよびCNCのサービス