異なる種類の金属も検出
光電センサ、超音波センサ、レーザセンサ等でIO-Link対応モデルを拡充しているピーアンドエフはこのほど、新たなIO-Linkセンサシリーズとして、オールメタル検出の近接センサをリリースした。
通常の近接センサは、金属の種類により減衰率が異なるため、検出対象が別の金属になる場合に煩わしい調整または機種変更が必要であったが、オールメタル対応では、鉄、アルミ、ステンレス、真鍮、銅等、異なる種類の金属でも、すべて減衰率を1として、同じスイッチングポイントで等しく検出することが可能となる。機種も豊富で、円柱型、角型等があり、検出距離も4・8・15・20・40ミリと豊富な種類を用意している。
また、製品レンジの中には、溶接等のアプリケーションに最適な優れた耐磁性やスパッタ対策品等もある。
IO-Linkを使用する場合は、センサの診断情報も取得が可能で、ON/OFF状態や、パラメータ設定、IODDでセンサの製品情報等も入手できるが、IO-Linkを使用しない場合でも、SIOモード(標準I/Oモード)を使用すれば、従来センサと同様の方法で使用することが可能。言い換えれば、ユーザーは自社設備のIoT化を考慮する際、必要なタイミングでIO-Linkモードに切り替えることができる。