【国内】
▼四国化成工業
ファインケミカル製品の需要拡大に対応するため、徳島工場北島事業所(徳島県板野郡)内に試作から量産まで対応できるマルチプラントを新たに建設する。新設備では、最先端半導体プロセス材料などに向けた新製品を中心に、試作・量産を行っていく。
延床面積は約950平方メートル(3階建て)、着工は2020年2月、竣工は21年7月を予定。投資総額は約25億円。
▼JMC
コンセプトセンター(長野県飯田市)に鋳造事業の新工場(第6期棟)を着工した。新工場は、砂型3Dプリンター、コールドボックス中子造型機などを導入し、試作開発市場の高難易度化に対応するとともに、今後新たに事業展開を計画している砂型造形の受託サービスの準備にも取り組んでいく。
延床面積は521.5平方メートル、投資総額は約4億3000万円。19年7月に稼働開始予定。
【海外】
▼三菱電機
チェコ共和国の自動車機器製造・販売拠点であるMitsubishi Electric Automotive Czech(スラニー市)の敷地内に新工場を建設し、電動車両用モーター・インバーターの生産体制を拡充する。
近年、自動車市場ではHEVやEVなどの電動車両の普及が急加速しているため、新工場では48Vハイブリッド車用ISGシステムなどの電動車両用モーター・インバーターの生産体制を強化し、自動車機器事業のさらなる拡大を目指す。
延床面積は約9880平方メートル(平屋建て)、稼働開始時期は20年4月を予定。投資金額は約12億円。
▼デルモ
今後の中国とインドにおけるカテーテル市場の急速な拡大を見込み、ベトナム工場(ハノイ市)に新たに3期棟を建設し、既存の1・2期棟も増産のための生産設備を導入する。
投資総額は約150億円(新棟建設と生産設備導入)、竣工は20年12月を予定。
▼ホンダオートモーベイス・ド・ブラジル・リミターダ
ホンダのブラジルにおける四輪車の生産販売子会社である同社は、ブラジル新四輪車工場(サンパウロ州イチラピーナ市)の稼働を開始した。
新工場の生産は「フィット」から開始し、既存のスマレ工場(同州スマレ市)の完成車生産を順次新工場へ移管する予定。スマレ工場は今後、パワートレーン生産を中心とした役割へ移行する。