東朋テクノロジー(名古屋市中区)は、イスラエルの産業用無線通信機器のスタートアップ企業、コアティゴ社とパートナーシップ契約を締結した。
コアティゴは、世界初で「無線IO-Link」を開発した。同社の無線の特徴はIO-Linkの無線化にとどまらず、堅牢性(エラー率が10億分の1)、低遅延性(5ミリ秒)、センサの予兆診断機能などに優れる。
東朋テクノロジーでは、コアティゴ社の無線をコアとした堅牢な通信機器を活用し、無線による制御通信/センシングのシステム構築を目指している。実現すれば、配線コストや断線リスクを劇的に低減できる。
具体的用途としては、ロボット先端センサ、アクチュエータの無線化(稼働部で断線しやすい)、生産設備の省配線化(配線工数の低減)などを考えている。
現在、自社での実証実験を開始しており、20年には製品化し販売を開始する。