日本航空電子工業は、FAKRA規格に対応した小型の防水同軸コネクタ「MX66シリーズ」を開発した。
ADAS、自動運転、コネクテッドをキーワードに、自動車分野では情報通信量の増加、高画素デジタル化による情報通信機器間信号の高速伝送化が進んでおり、コネクタも高速伝送と、車内外のカメラ搭載の増加に伴い防水コネクタのニーズも高まっている。
新製品は、グローバルで標準的に採用されている車載高周波同軸規格であるFAKRA規格に対応した小型低背防水同軸コネクタ。3GHzクラスの高周波伝送に対応し、FAKRA規格に準拠したキーバリエーション、色相を設け、複数のコネクタを使用する際の誤嵌合防止や、機器毎で使い分ける際の識別が容易にできる。
防水性能はIPX9K相当を実現し、ケーブル引出し方向はストレート/アングルコネクタ含め4方向に対応。車載カメラ用途ではリア、フロント、サイドの各カメラに使用が可能。外部通信を行うアンテナと通信モジュールの接続にも使用できる。
新製品はコネクタ単品ではなく、ケーブルハーネスとして販売を行う。