富士電機は、海外向けに大容量無停電電源装置(UPS)「7400WX-T3U」を発売した。
近年、大手クラウドプロバイダーの多い北米やアジアを中心に、超大型データセンターの建設が増大しており、UPSの世界市場規模は拡大の一途を辿っている。このようなデータセンターでは大容量電源を要するため、搭載されるUPSも大容量化と省エネが求められている。
新製品は、モジュール型構造を採用しており、1台330kVAのUPSユニットを4台組み合わせることで、単機容量で最大1000kVAまで対応することが可能となる。8機の並列運転が可能なため、最大8000kVAの大規模システムを構築することができる。
また、独自開発の逆阻止IGBTと、SiCパワー半導体をUPS内の回路に搭載し、97.4%の装置変換効率を実現。低負荷でも96%以上の装置変換効率を達成した。
さらに、最適負荷運転モードによって、自動でUPS各機の負荷率を判別し、給電調整を行う。