シュナイダーエレクトリックは、日本でのパワーシステム事業を拡張し、昨今の再生エネルギー活用で関心が高まっているマイクログリッド向け事業に参入する。
同社はこれまで主に中圧受配電機器の製造・提供を行ってきたが、IoTプラットフォーム「EcoStruxure」のフレームワークを利用した、マイクログリッド向けのソリューション「EcoStruxure Microgrid(エコストラクチャー マイクログリッド)」を、4月中旬から提供開始する。
同ソリューションは、電力の発電、消費、貯蔵、販売を最適化し、停電時に系統から切り離した後も電力供給の安定化を図る制御・監視ソリューションで、世界で約130件の導入実績をもつ。他社製品との互換性が高く、追加の負荷や発電も簡単に管理できる拡張性がある。再生可能エネルギーを活用したいオフィスや工場・物流施設、自然災害時にも停電から守るレジリエンス強化を行いたい、電気料金の最適化や燃料費を削減したいという課題に対応する。
同社は、2020年度までに日本でのパワーシステム事業を倍増するとしている。