オリエンタルモーター(東京都台東区)は、コンパクト電動シリンダ「DRシリーズ」に、αSTEP AZシリーズを搭載したワイドテーブルタイプを3月29日から発売した。
DRシリーズは、ステッピングモーターにボールねじを組み込んだ直動機構のアクチュエータで、取付角寸法28ミリメートルとコンパクトなため、装置の小型化や軽量化を実現。装置設計や部品の選定時間の短縮とコストの低減も可能。
2018年に発売したロッドタイプ、ガイド付きロッドタイプ、テーブルタイプに続いて、今回ラインアップに追加したワイドテーブルタイプは、DRシリーズで最も許容モーメントが高い製品となる。精密ボールねじの採用により高精度な位置決めを行うことができ、さらに高剛性ガイドで水平4キログラム/垂直2キログラムという可搬質量、最高速度100ミリメートル/秒を実現する。
αSTEP AZシリーズは、機械式アブソリュートセンサが搭載されているため、原点センサ、リミットセンサといった外部センサが不要。また、機械式のためバッテリも不要なため、運転中の電源の遮断や、アクチュエータとドライバ間のケーブルを外しても、位置情報はセンサで機械的に保持される。
定価13万200円から。