三菱電機は、経済成長が著しいフィリピンでのFAシステム事業強化の一環として、同社の子会社であるセツヨーアステックと、FA機器の現地販売代理店インテグレテッド・ファクトリ・オートメーション(IFA社)との3社共同出資により、メルコ・ファクトリーオートメーション・フィリピン(マニラ市)を5月に設立する。
IFA社の販売代理店事業を統合し、6月から新たな体制でFA製品の販売・サービスを開始。2025年度には、フィリピンでのFAシステム事業の売上高30億円を目指すとしている。
フィリピンのFA市場は、電機・電子・食品産業を中心に堅調に推移しており、積極的な社会インフラ投資によって、今後もさらなる成長が見込まれている。新会社は自動化・IoT化ニーズに対応したソリューション提案やグローバルに連携したサービスを提供し、FAシステム事業の強化を図っていく。