日本航空電子 台湾に新工場取得、コネクタの生産体制強化

日本航空電子工業は、コネクタの生産・販売会社である台湾航空電子が、台湾・彰化縣鹿港鎮に新たに工場を取得し、2019年度下期に本格操業を開始する。台中市の既存工場とあわせて、重点市場である産機・インフラ向けコネクタ等の生産体制を強化し、事業拡大を図る。

新工場は、台湾航空電子の本社・工場所在地である台中市に隣接する彰化縣の工業団地内に立地し、敷地面積が約5600㎡、延べ床面積は約8600㎡。めっき工程、切削工程を含む内製能力を強化し、台中工場との連携によって生産の拡大とコストダウンを目指す。

なお、工場取得は完了しており、付帯設備工事、生産設備設置の後、本年度下期から本格操業開始予定。

台湾航空電子は1984年設立で、コネクタ事業の開発・生産および販売拠点として事業を展開し、今年7月で35周年を迎える。

ICT産業の集積地である台湾における開発・生産・販売拠点としてICT市場向け事業を行うとともに、航空電子グループにおける産機・インフラ市場向けコネクタの中核生産拠点としてグローバルに製品を供給している。工場のスマート化、省人化・無人化に向けて産機・インフラ市場の中期的な拡大が見込まれることから、新たに工場を取得し生産体制を強化した。

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