安川電機は、スロベニア コチェービェ市に設立したYASKAWA Europe Roboticsでの産業用ロボットの生産を1月に開始し、4月8日に竣工式を行った。
世界のロボット市場は、自動化・省力化の流れによって今後も中・長期的に大きく成長する見込みであり、同社は欧州での今後のロボット需要増に対応するため生産拠点を新設。欧州市場の顧客ニーズに対応するとともに、新たなサプライチェーンを構築し、EMEA(欧州、中東、アフリカ)全域へ迅速な供給を行っていく。
同社は現在、福岡県の北九州市と中間市、中国の江蘇省常州市にロボットの生産工場を有しているが、欧州の新工場設立によって3拠点でグローバルな生産体制を確立。最適地生産による相乗効果を図り、今後の需要増や市場の変化に対応するとしている。
新工場の建築面積は、1万2500平方メートル。2021年度の生産能力は月500台を計画。