日本ロボット工業会(JARA)は、2019年1~3月期のロボット統計を発表(会員ベース)。
受注額は1560億円で前年同期比28.7%減、生産額も二桁減少となり、前年同期が17年比で受注額24.2%増と大幅増加だったことを考慮しても、18年下期から続く鈍化傾向がより鮮明となっていることがわかった。
受注台数は4万1075台で前年同期比35.4%減、生産台数は4万2185台で24.4%減、生産額は1625億円で11.6%減だった。
出荷額は、国内が582億円で4.3%増と、前年同期比増加を維持。主要業種の電気機械製造業向けが164億円(0.5%増)、自動車製造業向けが205億円(1.3%増)と、底堅く推移している。
輸出額は1094億円で17.9%減。各用途向けとも減少し、溶接用輸出額では180億円(25.6%減)となり、16年7~9月期以来10期ぶりに200億円を切った。主要国では米国.中国向けと、堅調だった欧州でも減速。一方で、東南アジアは堅調に推移している。