キムラ電機(東京都品川区、藤岡利之社長)は、「第44回関東キムデン会総会」を、ホテル雅叙園東京で4月24日開催し、13社から販売店の社長・幹部社員が出席した。
総会では、最初に藤岡社長があいさつに立ち「2019年2月期で65期が終了し、売り上げは前期比100.5%であった。東京オリンピック・パラリンピックや社会インフラ関連で堅調に推移した。今年度の売り上げは前期比105%を目指しているが、オリンピックや5G関連をはじめ、防災・減災投資、学校の電気設備投資、働き方改革などに絡んだ需要が見込め、夏場以降の景気持ち直しも期待できる。端子台・表示機器の専業メーカーとして、一部製品のリニューアルや他社からの製品移管などもあり、今後に期待してほしい」と述べた。
続いて、営業報告に立った同社の岡室宏明取締役営業部長は「今66期は、製品の選択と集中、パック販売の推進、価格見直しなどの施策で、公共インフラ、通信、発送電、ビルの受配電などの領域で営業攻勢に取り組む。また、マーケットインの姿勢で、付加価値のある分野で新規採用につながる拡販をお願いしたい」と方針を示した。
その後、43期事業報告、44期事業計画などが報告され承認し、終了した。
その後の講演会では、商工中金経済研究所大西知彦シニア・マネージャーが「歴史に学ぶ経営戦略」と題して行った。大西氏は過去からの膨大なデータを分析しながら、現在の国際的な景気の動向と見通しなど広範囲にわたって説明した。