オークマは、中国での工作機械の生産子会社「大隈(常州)机床」を6月に常州市に設立するとともに、2019年10月から生産を開始する。
同社は従来、台湾の生産子会社「大同大隈股フン」で生産した横形CNC旋盤、立形マシニングセンタ「GENOSシリーズ」を中国の販売子会社「大隈机械(上海)」を通じて、中国全土に販売してきた。今後、中国市場において同シリーズの需要が増える見込みで、拡販に向けて、短納期対応、価格競争力の向上、エンジニアリング力強化を図るため、現地で生産を始めることにした。
新会社の資本金は8億8000万円で、オークマが100%出資。常州市武進国家高新技術産業開発区に設立する。同地区は上海から西へ約160キロメートルの位置にあり、ロボット、自動車、自動車部品、機械設備などの日系企業が進出している。
工場は、既存建屋の一部を賃借し、内部を改修し、工場として利用する。