東芝デジタルソリューションズは、東芝が展開するIoT「SPINEX」の物流向けIoTプラットフォームを構築し、それを基板とした物流IoTソリューション「LADOCsuite」の提供を開始する。第一弾のサービスとして、輸送器材の追跡・所在管理サービス「LADOCsuite/LogiTrace」を4月25日から発売した。
労働力不足が続く物流現場では、輸配送業務に関わるステークホルダー間の情報共有による物流プロセスの効率化や全体最適化への期待が高まっている。また、今まで必要経費とされてきた輸送器材の紛失や在庫不足による追加購入コストの削減も課題となっている。
新サービスは、荷物や輸送器材にRFタグなどを貼付し、移動情報の自動読み取り、データフィルタリング、セキュリティ通信、蓄積データの見える化を行うもの。輸送器材の紛失や拠点間の偏在を抑制し、購入コストを削減することが可能となる。
輸送器材と配送先のひも付けは、輸送器材識別タグと配送先識別タグを同時に読み取ることで運用負荷を軽減。ユーザー向けの個別アプリケーション開発サービスも用意され、蓄積された配送先情報を活用して誤積込防止など作業品質の改善にも貢献する。