三菱電機の2019年3月期の決算は、重電システムと家庭電器が増収増益、産業メカトロニクスが増収減益、情報通信システムが増収減益となり、売上高は4兆5199億円(前年比2%増)、営業利益が2904億円(11%減)、純利益が2266億円(11%減)の増収減益となった。
20年3月期の見通しは、売上高で2%増の4兆6300億円、営業利益が2%増の2950億円、純利益で6%増の2400億円。
産業メカトロニクスについて、19年3月期は売上高1兆4676億円(2%増)に対し、営業損益は24%減の1425億円と大幅の減益となった。国内需要は堅調だったが、海外の有機ELやスマホ関連の設備投資が減少。自動車機器はグローバルで市場が拡大したことにより受注・売上ともに好調だった。
20年3月期について、現状でFAの受注は弱いが、下期に回復すると見込み、売上高1兆4800億円(1%増)、営業損益1330億円(7%減)となる見込みだ。