2年連続7000億円台確保
日本電気制御機器工業会(NECA、舩木俊之会長)は、2018年度の電気制御機器の年間出荷統計(確定値)をまとめた。
出荷総額は7061億円で、17年度に続き7000億円を超え、過去2番目に高い出荷額となった。17年度比では325億円減の95.6%と、3年ぶりに前年度を下回った。また、輸出比率も39.6%と、4年ぶりに40%を割った。
出荷総額の品目別では、制御用リレーを除く4大品目(操作用スイッチ、検出用スイッチ、PLC・FAシステム機器、制御用専用機器)がいずれも3年ぶりに前年度を下回った中で、制御用リレーは国内出荷の好調維持によりリーマンショック以降では最高の出荷額となり、操作用スイッチ、検出用スイッチ、PLC・FAシステム機器についても同様に2番目の出荷額となっている。
国内出荷額は4265億円と、リーマンショック以降では最高の出荷額を示し、前年比は34億円増の100.8%となり、3年連続で100%を超えた。昨年に引き続き、オリンピックに向けたインフラ投資と自動化投資の増加が要因。
国内出荷の品目別では、操作用スイッチを除く4大品目で100%を超え、PLC・FAシステム機器は5年連続、検出用スイッチ、制御用リレー、制御用専用機器は3年連続で100%を超えた。操作用スイッチは前年比を割っているもののリーマンショック以降2番目の出荷額となっている。