東京都電機卸商業協同組合(TEP、藤木正則理事長)は、第70回通常総会を東京ガーデンパレスで5月10日開催した。
総会に123社の組合員のうち委任状も含め90社が出席した。総会は藤木理事長を議長に選出して進められ、2018(平成30)年度事業報告、および決算報告、19(令和元)年度事業計画、および収支予算などを審議・承認した。
総会の冒頭、藤木理事長は「TEPもお陰様で創立70周年を迎えることができた。戦後間もない混乱の時に、諸先輩がどういう想いで組合を作ろうと思ったのかは想像もできないが、ひとつ言えることは1社2社ではできない事をまとまってやっていこうという気持ちであったと思い、これを忘れずにやっていくことが大事である。AIをはじめ革新的な技術が芽生え始めているが、これからは一人ひとりがこれらにどうやって向かい合っていくかが求められる。組合の活動もフェイス・トゥ・フェイスでいろんな話題をつくって親交を深め、信頼いただける組合にしていきたい」とあいさつした。
総会では、松本年生常務理が18年度市況・事業概況、流通近代化委員会活動を川鍋季明委員長、教育情報委員会活動を屋宮芳高委員長、組織委員会活動を花岡克己委員長が、労務委員会活動を中村孝夫委員長が、青年部会活動を市村康徳担当理事がそれぞれ報告した。
さらに鳥居和久会計理事が会計報告を、伊佐野勝利監事が監査報告を行った。続いて、19年度活動計画や、流通近代化、教育、組織、労務、青年の各委員会・部会の活動計画と収支予算が示された。
19年度の計画では、電子機器トータルソリューション展に「TEP/JEP Show」として展示会に参加するほか、組合設立70周年記念事業として刷新したホームページを有効活用していくことなどが示された。
総会終了後、TEP創立70周年記念式典と親善野球100回大会、永年勤続表彰式が、盛大に行われた。TEPの歴代の理事長や理事経験者も多数参加して旧交を温めながら、苦労や思い出話に花が咲いていた。
なお永年勤続表彰では、勤続30年以上12社16人、20年以上8社16人、10年以上10社27人の計59人に、表彰状と記念品が授与された。