ケル(東京都多摩市)は、1つの端子にケーブル2本圧着可能な「FTCシリーズ」に、ケーブル中継タイプ(FTC12/プラグ側)を新たに追加。またケーブル中継タイプと合わせて、ケーブル側コネクタ・ロック付きタイプ(FTC02)、基板側コネクタ・ライトアングルタイプ(FTC11)の6極と20極のバリエーションを追加した。
同シリーズは、1つのコンタクトに2本のケーブルを圧着させることで極数を抑え、コネクタのサイズダウンを行うことが可能な5.08ミリメートルピッチのコネクタ。コネクタ間での電源渡しが容易となったことから、基板を経由して電源を渡していた部分や、端子台を使用して電源を分岐させていた箇所がシンプルな構造となった。このため、部品コストの軽減や、機器内の省スペース化、使用基板枚数の削減などにも対応する。
適合ケーブルは、AWG#14/16/18/20。ケーブルサイズに合わせ、圧着コンタクトを3種類用意。コンタクトはハウジングの任意の箇所に装着することが可能。