グローバル電子(東京都新宿区)は、スイス・シュルター社の「400V直流給電IECコネクタGP21/GS21」の国内販売を開始した。
変換・変圧時の電力ロスを最小限にし、部品のコスト削減と故障の脆弱性を回避することができるDC給電方式は、高電圧が必要となる大規模通信システムや産業分野においてもニーズが高まっている。
新製品は、最大定格電圧400VDCに対応し、世界標準となりつつある給電システムHVDC(高電圧直流給電)へのスムーズな移行が可能なIECコネクタ。感電保護クラスⅠに適合し、許容動作温度範囲がマイナス5℃~プラス105℃のGS21(アウトレット)とGP21(プラグ)で構成されている。
DC給電の新しい規格IEC TS62735-1(2.6kW)に準拠しており、通電中コネクタの挿抜ができるホットプラグ対応。
今後、2.6kWのカプラーセットGP21/GS21に、コード保持機構を追加実装する予定。機器側のインレットやコードコネクタは現在開発段階にあり、2021年のIEC TS63236の発行に合わせてリリースを予定している。