東京エレクトロンデバイスは、①作業台に部品を載せる②広げる③カメラで撮影するの3ステップで、微小・軽量部品の数量カウントが行えるシステム「めばかり君」を開発、5月14日から発売した。
ネジ、ワッシャー、受動部品、コネクタなどの微小・軽量部品は、電子はかりで重さを測定して数量を特定する方法が主流だが、重さのばらつきや測定誤差、担当者の測定スキルなどによって、正確なカウントになっていない場合がある。
めばかり君は、重さを測定する方法ではなく、画像処理技術を使用して微小・軽量部品のカウントを行うシステム。対象物の外観の特徴をあらかじめ登録しておくと、カメラで撮影した対象物と比較して認識しカウントするため、短時間で正確に数えることが可能。
簡単な操作のため、作業時間の短縮や作業の標準化にもなり、作業内容はログとして残せるため、トレーサビリティにも対応する。21.5型タッチパネルディスプレイに、画像処理結果をリアルタイムに表示することも可能。